放射線疫学調査は、放射線を受けた人の集団でどのような症状や病気がどのような頻度で発生するか、健康への影響を明らかにする調査です。
(公財)放射線影響協会が国から受託し1990年から行っている放射線疫学調査では、原子力発電施設などで働く方々を対象に、科学的に解明されていない低線量放射線被ばくによる健康への影響について調べています。
本調査による低線量放射線被ばくによる健康への影響に関する知見は、国内はもとより国際的にも貴重な成果となり、国民の健康の維持、増進に貢献することになります。
2015年度から、これまでの成果を踏まえ、放射線以外の要因の影響を考慮するための生活習慣調査の充実やがん罹患情報の活用など、新たな手法を取り入れた調査を開始しました。