原子力発電所等の原子力施設で放射線業務に従事する場合には、当協会に昭和52年11月に設置した放射線従事者中央登録センターが運営している被ばく線量登録管理制度に登録(電算機に入力)されることになっています。この制度は、放射線業務従事者一人ひとりの放射線量を正確に全国規模で一元的に把握、管理する事を目的にしているものです。
放射線業務に従事する人には、全国各地にある放射線管理手帳発効機関から放射線管理手帳が発行されます。
作業者はこの手帳を持参して、原子力施設で放射線業務に従事します。この手帳には、全国共通の中央登録番号が付番され、個人を識別する項目、被ばく歴、健康診断、放射線防護教育歴等が記載されます。
原子力施設で放射線業務に従事した後は、その原子力施設から被ばく線量等が中央登録センターの電算機に登録され管理されるとともに、事業者等において必要な管理が行われます。
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